朝晩の空気にひんやりとした冷たさがまじるようになり、季節の移ろいを感じる頃となりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。身も心も「けんこう」に、毎日ほとけさまに手を合わせておられますでしょうか。体調など崩されませんよう、どうぞご自愛ください。
今月の掲示板の言葉は、『法句経』からの一節です。
怒らないことによって、怒りに打ち勝て。
坐禅は、「姿勢を正し、呼吸を調え、心を落ち着ける」実践です。心が乱れているとき、呼吸は浅く速くなり、さらに感情がかき立てられます。そこで、姿勢を調え、ゆったりとした深い呼吸を意識して坐ると、心は少しずつ静まっていきます。怒りを感じたときも、まずは一度、深く息を吸って、ゆっくりと吐く。この小さな行為が、感情の波にのまれない第一歩になります。坐禅は、この「呼吸と心の流れをつなぐ」大切な時間でもあります。
気持ちの流れを、川の流れにたとえてみましょう。川の流れをどこかでせき止めると、水は行き場を失い、やがてあふれ、ついには決壊してしまいます。私たちの気持ちも同じようなものです。何か一つのことに強くこだわり、心がそこにとどまってしまうと、感情はどんどん膨らみ、あふれ出し、自分では抑えきれなくなってしまうことがあります。たとえそれが善い感情であっても、あるいは善くない感情であっても、決壊してしまえば、自分でコントロールするのは容易ではありません。感情は「川の流れ」のようなものです。無理に止めようとすればするほど、かえってあふれ出してしまうことがあります。
経典に書かれた言葉は、ブッダがのこしてくれた生きるための智慧です。たとえば「怒りにのまれそうになったら、深呼吸してみる」――そんな小さな心がけも、仏さまの道を歩む大切な一歩です。
曹洞宗 永泉寺
手を合わせれば いつでもほとけさまに逢える 手を合わせれば そこには大切な家族がいる 永泉寺は 皆さまの心の道しるべとなる お寺でありたいと 願っています お葬式・ご法事・お墓のお悩み 樹木葬・永代供養墓について いつでもご相談下さい
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